不動産の売却前にリフォームは必要?メリット・デメリットや費用を解説

2021-11-23

不動産の売却前にリフォームは必要?メリット・デメリットや費用を解説

この記事のハイライト
●不動産売却前のリフォームは基本的には不要
●リフォームしない場合でも、価格交渉に備えてリフォームの費用相場は押さえておく
●リフォームするかは不動産会社に相談して決めるのがおすすめ

所有している不動産を売却しようと考えているけれども、築年数が古くて売れるか心配に感じていませんか?
そんなとき「リフォームすれば高く売れるのでは?」と考える人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産売却前にリフォームは必要なのか、メリット・デメリットや費用も含めて解説します。
神戸市中央区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください!

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却前のリフォームは基本的には必要ではない

不動産売却前のリフォームは基本的には必要ではない

不動産を売却する前にリフォームを検討する人は少なくありません。
物件が古く劣化が進んでいる場合、「こんなにあちこち傷んでいると売れないかも」と不安に思うかもしれません。
確かにリフォームすれば、内装や外装をきれいに見せることができるので、買い手にアピールできるのではと考えるのも理解できます。
しかし、売却前のリフォームは、基本的には不要です。
それは、基本的に中古物件の価格は、築年数や構造、立地条件などによって決まるためです。
内装や外装をいくらきれいにしても、築30年の物件が築20年に若返るわけではありません。
そのためリフォームをしたところで、高く売れるわけではないのです。
そのまま売却できるのか、それともリフォームしたほうが良いのか迷ったときには、まずは不動産会社に相談するのがおすすめです。

この記事も読まれています|神戸市中央区で不動産売却の流れを知りたい方へ!3ステップで解説

\お気軽にご相談ください!/

不動産を売却する前にリフォームするメリット・デメリット

不動産を売却する前にリフォームするメリット・デメリット

不動産売却前のリフォームは基本的には不要ですが、メリットもあります。
ここでは不動産の売却前にリフォームするメリット・デメリットを解説します。

不動産の売却前にリフォームするメリット

まずは、売却前にリフォームするメリットからチェックしましょう。
早く売却できる可能性が高まる
不動産の売却前にリフォームすると、早く売却できる可能性を高められるのがメリットです。
たとえば同じようなマンションが集中しているようなエリアでは、似たような居室が複数売りに出されていることが少なくありません。
そういった状況では、ほかの物件と差別化しなければ、選んでもらうのは難しくなります。
そのような条件であれば、リフォームして買い手に訴求するのは戦略として有効です。
同じ築年数なのにほかの物件よりもきれいと感じてもらえれば、早く売却できる可能性が高まるでしょう。
値引き交渉時に有利になる
中古不動産の売却時には、買い手から価格交渉があるのが一般的です。
そのため、たとえば洗面所の床が劣化してフワフワしている、トイレの便器がひび割れているなど明らかな不具合があれば、価格交渉で不利になります。
値引きの原因となるような不具合を売却前にリフォームしておけば、値引き交渉を最低限に抑え、希望額に近い価格での売却につなげられます。
契約不適合責任を問われる可能性を減らせる
売却前に気になる箇所をリフォームしておくと、契約不適合責任を問われる可能性を減らせることもメリットです。
契約不適合責任とは、売主が買主に「契約どおりのものを引き渡す」責任を指します。
たとえば売却後に不具合が発生した場合、買主から「契約の内容と違う」と責任を問われ、契約解除や損害賠償を求められる可能性があります。
売却前に不安な箇所をきちんと修繕しておけば、売却後のトラブルを避けることが可能です。

不動産の売却前にリフォームするデメリット

続けて不動産の売却前にリフォームするデメリットをご紹介します。
リフォームにかけた価格を回収できない可能性が高い
売却前にリフォームしたとしても、かけた価格を回収できない可能性が高いことが最初のデメリットです。
リフォームするときには、物件を修繕してきれいに見せれば、多少高くしても買ってもらえると考えがちです。
しかし買い手にとってみれば、築30年の物件であればそれだけの価値しか感じません。
リフォームをおこなってもそのぶん相場より高ければ、購入したいと思う人は少ないでしょう。
リフォームしてきれいになれば早く売れる可能性はありますが、それは「同じ価格帯のなかでリフォームされているお得な物件」であってこそです。
リフォームをおこなっても、相場よりも高くなれば買い手は魅力を感じないため、結果的にかけたコストを回収するのは難しいといえるのです。
買い手のニーズにあわず市場が狭くなる
「リフォームされた中古物件」は買い手のニーズにあわない可能性もあるため、市場が狭くなるのもデメリットです。
そもそも、中古物件の購入を検討する人の多くは、「できるだけ安く物件を購入し、自分の好みにあわせてリフォームやリノベーションをしたい」と考えるものです。
そのため中古物件の購入希望者は、「リフォームされて相場より高くなった物件」よりも、「古いままでも安価な物件」に魅力を感じる傾向があります。
リフォームされた中古物件は、「たまたま同じようなリフォームをしようと思っていた」という、ごく狭い買い手にしかアピールできないのです。
売却にかかる時間が長くなる
売却前にリフォームすると、工事期間中は売却活動ができません。
そのぶん売却期間が長くなってしまうことも、売却前にリフォームするデメリットです。
不動産がよく動く繁忙期は、新年度や新学期が始まる前の、1月~3月頃といわれています。
タイミングによっては、貴重な繁忙期をリフォームに費やし、売却のチャンスを失ってしまうかもしれません。

この記事も読まれています|神戸市中央区で不動産売却の流れを知りたい方へ!3ステップで解説

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却に際して知っておきたいリフォームにかかる費用

不動産売却に際して知っておきたいリフォームにかかる費用

不動産売却に際しては、基本的にはリフォームはおすすめできませんが、費用を知っておく必要があります。
ここではリフォーム費用を知っておくべき理由と、リフォームにかかる費用の目安をご紹介します。

リフォームにかかる費用を知っておくと良い理由

リフォームにかかる費用を知っておくと良いのは、価格交渉で不利にならないようにするためです。
前述したとおり、中古不動産の売却では、買主側から価格交渉があるのが一般的です。
たとえば「トイレの不具合がひどく、交換しないと使えないのでそのぶん値引きしてほしい」と交渉された場合、リフォーム費用の相場を知っていれば、不必要な値引きを避けられます。
また、同じような物件のなかで差別化し、早く売却したい場合には、リフォームを検討したほうが良いケースもあります。
水回りのリフォームの費用だけでも押さえておくと良いでしょう。

水回りのリフォームにかかる費用の目安

キッチンのリフォームにかかる費用
キッチンのリフォームにかかる費用は、50万~150万円程度が相場です。
I型やL型、ペニンシュラ型のキッチンなら100万円以内で収まるのが一般的ですが、アイランド型なら150万円程度かかります。
トイレのリフォームにかかる費用
トイレのリフォームの費用相場は、20万~50万円程度です。
故障した暖房洗浄便座の交換取りつけだけであれば、10万円程度で済みます。
洗面所のリフォームにかかる費用
洗面所のリフォーム費用は、シンプルで最低限の機能のものなら20万以下で済みますが、収納力やデザイン性が高いものなら50万円程度が相場です。
浴室のリフォームにかかる費用
浴室のリフォーム費用の相場は50万~100万円程度です。
ユニットバスのリフォームなら50万~80万円ほどですが、昔ながらのタイル張りの浴室をユニットバスに交換するには100万円以上かかることもあります。

この記事も読まれています|神戸市中央区で不動産売却の流れを知りたい方へ!3ステップで解説

まとめ

中古不動産の売却時には、コストを回収できない、市場が狭くなるといった理由から、リフォームしないのが一般的です。
ただし、似た物件が多く差別化が必要といったケースでは、リフォームしたほうが早く売れることもあります。
売却前にリフォームが必要かは、状況によって異なるため、不動産会社に相談するのがおすすめです。
ハウスドゥ神戸元町店でも、神戸市中央区にある不動産の売却のご相談に応じていますので、お気軽にお問い合わせください。

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-966-667

営業時間
10:00~18:00
定休日
日・祝日

売却査定

お問い合わせ