2023-06-20
不動産を所有すると、固定資産税や都市計画税、修繕費などのランニングコストがかかります。
不動産取得後の維持費は意外と高く付くケースは少なくないため、購入前には購入価格にくわえて維持費も含めて検討しましょう。
今回は、一戸建てとマンションとではどちらが維持費が高いのか、どのような維持費がかかるのかについて解説します。
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一般的に、一戸建てよりもマンションのほうが維持費が高いといわれています。
その理由は、一戸建てを所有する際には発生しない管理費や修繕積立金といった費用が毎月発生するためです。
管理費はマンションの共用スペースの維持管理をおこなうための費用、修繕積立金は将来の大規模修繕に備えて所有者から徴収する費用のことです。
管理費や修繕積立金の金額はマンションによって異なりますが、どちらも月1万数千円ほどの費用がかかります。
一戸建ての場合は十数年に一度の割合で外壁や屋根などのメンテナンスをおこなう必要があり、その際には数百万円ほどの費用がかかるケースも珍しくありません。
それでもマンションの場合は管理費が発生する分、長期的な視点で見たときに維持費が高く付いてしまうのです。
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一戸建てとマンションのどちらを所有する際にもかかる維持費の種類として「固定資産税」「都市計画税」「火災保険料」が挙げられます。
固定資産税は毎年1月1日時点における不動産所有者に課される税金で、税額は「固定資産税評価額×1.4%(標準税率)」です。
それに対して都市計画税は市街化区域内にある不動産の所有者に課される税金を指します。
都市計画税の税額は「固定資産税評価額×0.3%(上限税率)」ですが、税率は自治体によって異なることがあるため、事前に確認しておきましょう。
一方、住宅ローンを組んで不動産を購入した際に加入を求められるのが火災保険料です。
火災保険料は物件の所在地や築年数、延床面積などによって異なるので一概にはいえませんが、一般的には火災のリスクが高い一戸建てのほうがマンションよりも高い傾向にあります。
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一戸建てにかかる維持費をできるだけ抑えたいのであれば、耐久性が高く、メンテナンスの頻度が低い物件を購入することを意識しましょう。
一方、マンションの維持費を抑えるポイントとして、戸数は多いか、設備は過剰となっていないかを見極めることが挙げられます。
戸数が多く、設備が必要最低限のマンションであれば管理費も抑えられるので、結果的に維持費の支払いを抑えられるでしょう。
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マンションを購入すると、一戸建てを所有する際にはかからない管理費や修繕積立金といった費用を負担しなければなりません。
一戸建てとマンションのどちらが良いのかで迷っている場合は、それぞれどのくらいの維持費を負担する必要があるのかをシミュレーションしたうえで検討すると良いでしょう。
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