土地の地盤改良にかかる費用や注意点についてご紹介

2023-06-20

土地の地盤改良にかかる費用や注意点についてご紹介

地盤が緩く、そのまま建物を建てると危険な土地の場合、地盤改良工事が必要なことがあります。
しかし、どのような工法が適切なのかは調査するまで分からず、費用も変動することが多いです。
今回は、土地の地盤改良とは何か、地盤改良にかかる費用や注意点についてご紹介します。

土地の地盤改良とは

建物の基礎は、一戸建てなど比較的軽い住宅を建てるための直接基礎と、マンションなど比較的重い集合住宅などを建てる際の杭基礎に分けられます。
地盤改良とは、一戸建てなどを建てるための直接基礎が難しい土地の、支持力を高めることを目的におこなう工事です。
直接基礎は、支持層が浅い場合に地盤に直接建物の基礎を作り、建物の重さを広い範囲に分散させます。
杭基礎は、支持層が深い場合に杭を刺して、底にある地盤によって建物の重さを支える基礎です。
地盤改良は直接基礎の真下の土地を磐石にするための工事であるので、杭基礎の場合はおこなわれません。
表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法といった3種の工法があります。

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土地の地盤改良にかかる費用

地盤改良にかかる費用は工事の方法によって異なり、土地を調査して地盤の状態を確認するまでは具体的な価格を決められません。
軟弱な地盤が浅く、2m以内に収まる場合は、セメント系凝固剤を混ぜ込んで固める表層改良工法を用います。
1坪あたり1万~2万円ほどかかり、30坪の土地なら総額は30万~50万円程度です。
軟弱な地盤が2m~8mほどあり、セメント系凝固剤だけでなく支持地盤までの支柱が必要な場合は、地盤改良杭を用いた柱状改良工法が選ばれます。
この工事では1坪あたり2万~3万円ほどかかり、30坪の土地ならば総額50万~80万円程度です。
さらに軟弱な地盤が深く、5m~10mほどある場合は、細めの鋼管杭を打ち込む鋼管杭工法が用いられます。
これは坪単価4万~6万円、30坪の土地で100~180万円程度と、ほかの広報よりも価格が高くなる工事です。

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土地の地盤改良における注意点

地盤改良工事に必要な費用は、土地を調査するまで確定させられませんが、ある程度は目安をつけられます。
該当物件の周囲にある土地の地盤調査の結果を役所で閲覧できるため、それにしたがって予算を決めることが可能です。
それを踏まえ、施工業者に実際に工事を依頼する場合は、どのような工事をどれだけの範囲でおこなうのか、残土をどう処理するのかといった内容について、しっかり説明を受けるようにしましょう。
また、工事の終了後は地盤改良工事報告書を発行してもらい、あらためてどのような工事をおこなったか確認することが大切です。

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土地の地盤改良における注意点

まとめ

地盤改良には3つの工法があり、土地を調査するまでどの工法が適切か判断できないのが注意点です。
事前に役所で調べられる書類を確認しておき、実際におこなう工事が適切か、工事内容を把握して判断するようにしましょう。
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