2023-06-06
地震の多い日本において、地震保険の重要度は高いです。
不動産投資にあたり、地震保険への加入を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産投資における地震保険について、メリット・デメリットや補償内容について解説します。
不動産投資をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
地震保険とは、その名のとおり、地震によって生じた損害を補償するための保険です。
地震自体の損害はもちろんのこと、地震によって引き起こされた損害も補償される特徴があります。
一般の火災保険と異なるのは、地震保険に関する法律に基づいて、政府と民間の損害保険会社が共同で運営している仕組みである点です。
地震の頻度や大きさを予測するのは困難で、一度地震が発生すると大きな被害が発生するため、被災者の生活の安定を目的に政府がサポートしているのです。
契約手続きや保険料の支払い業務については、民間の損害保険会社がおこないます。
一方、保険金が巨額になる場合には、保険会社が負担する支払い責任の一定額以上を政府が再保険の形で引き受けます。
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地震保険のメリットは、まず地震発生のリスク対策が可能になる点です。
不動産投資用の物件は多くの方が融資を受けて購入します。
しかし、返済途中で地震による損害を被ると毎月のローン返済と物件の修繕が必要になり、金銭的な負担が大きくなります。
地震被害の大きさによっては、修繕期間中に賃貸物件として利用するのも難しくなるので、出費だけがかさむことになるのです。
最悪の場合には赤字が大きくなり、投資を続けられない可能性もあるでしょう。
そこで地震保険に加入していれば、保険金をローン返済や修繕費用に充てられるため、投資用物件の運用を立て直しやすいのです。
さらに、投資用不動産の地震保険では、確定申告において経費として計上できるのもメリットです。
ただし、地震保険は保険料が高いデメリットがあります。
年々値上げが進んでおり、継続的に保険料を支払い続ける必要があるので、負担を感じる方もいるでしょう。
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地震保険の補償内容は、地震による火災や噴火、津波が原因で生じた損害です。
補償の対象となるのは、損害が発生した居住用建物と家財です。
ただ、損害額が全額保険金として支払われるわけではなく、一定の制限が設けられている点には注意しましょう。
また、保険金の支払い金額は損害額や修繕費用ではなく、損害の程度によって決定します。
マンションの場合には、専有部分である住戸ではなく、共用部分であるマンション全体の損害の程度で決まります。
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地震保険とは地震による被害に備えるための保険で、地震へのリスクを軽減できるメリットがある一方、保険料の負担が大きいデメリットもあります。
補償内容には、地震による火災や噴火、津波が原因で生じる損害が含まれますが、損害の程度で支払い金額が決まることを覚えておきましょう。
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