2023-05-30
マイホームを購入する場合、物件以外にいくらぐらいの費用が必要なのか、手続きごとにそれぞれかかる諸費用は分かりづらいものです。
支払うときになって慌てることのないよう、前もって諸費用について把握しておくと安心です。
ここでは、諸費用のひとつである手付金とはどのようなものか、支払うタイミングや払えないときの対応とあわせて解説します。
建売住宅の購入において手付金とは、不動産を購入する意思があることを買主が売主に対して表明するために支払うお金のことです。
また、買主と売主それぞれが売買契約に関する不利益を避ける役割も担っており、売買契約の解除の際に利用されます。
このときに買主が払ったお金は売買取引が完了した時点で売主から返されるものですが、多くの場合は物件代金の一部にあてられます。
建売住宅を購入する際の手付金の額は、物件価格の5~10%が一般的な相場ですが、買主と売主の双方が納得できるよう、話し合いをしなければなりません。
▼この記事も読まれています
住宅ローンが返済できない場合のリスクは?対処法もご紹介!
売買契約がおこなわれなかった際の違約金の意味を持つため、手付金を支払うタイミングは基本的に重要事項説明と売買契約がおこなわれる日です。
売買契約日にはまだ住宅ローンの審査途中であることが多く、審査に通らなかった場合には購入をキャンセルしても返金されるように、ローン特約をつけるのが一般的です。
手付金は原則として全額現金で支払うことになっているので、売買契約日までに現金を用意しておく必要があります。
▼この記事も読まれています
住宅ローンの頭金とは?頭金なしのメリット・デメリットを解説!
手付金が用意できずに払えない場合の対応の1つ目は、金額を下げてもらえるように売主に交渉することです。
下げる金額や売主の状況によっては、交渉に応じてもらえる可能性があります。
2つ目は親や親族から借りて支払う方法で、たとえ借りる期間が一時的で親子関係であっても借用書を作成します。
払えない場合の対応として3つ目に挙げられるのが、個人向けの融資サービスであるカードローンを利用することです。
ただし、住宅ローンの審査の際にカードローンの利用について申告する必要があるため、審査に影響を及ぼすかもしれません。
▼この記事も読まれています
中古マンションの購入で住宅ローン控除は使える?条件や手続き方法も解説!