2023-04-18
中古マンションの購入を検討する際に気になるのは、住宅ローンを組めるかどうかではないでしょうか。
購入を希望している中古マンションの状況によっては住宅ローンの審査に通りにくい可能性があるので、注意が必要です。
そこで今回は、住宅ローンの審査に通りにくい中古マンションの特徴について解説します。
建物を建てる際は、建築基準法で定められた耐震基準を満たしている必要があります。
しかし、法が改正された昭和56年6月1日以前に建てられたマンションは現行の耐震基準を満たしていません。
このような旧耐震基準で建てられた中古マンションは金融機関から資産価値が低いと見なされてしまうため、希望の金額を借りられない可能性がある点に注意が必要です。
なお、全期間固定金利型のフラット35は、旧耐震基準の建物購入時には利用できません。
しかし、現行の耐震基準を満たしていることを証明する適合証明書を取得すれば、融資を受けられます。
旧耐震基準の中古マンションを購入する際は、現行の耐震基準を満たすための耐震補強工事をおこなっているかどうかを確認することが大切です。
再建築不可物件とは、現在建っている家を解体しても新たな建物が建てられない土地のことです。
敷地が建築基準法上の道路に2m以上接していない、敷地に面している道路の幅員が4mに満たないなど、いわゆる接道義務を満たしていないケースが該当します。
また建築当初は適法であったものの、その後の法改正によって建ぺい率や容積率が現行の基準を満たさなくなっている家も少なくありません。
再建築不可物件は通常の物件よりも安価に購入できるメリットがありますが、資産価値が低いために住宅ローンが利用できない点に注意が必要です。
借地権付き建物とは、地主の土地を借りる権利である借地権と建物がセットになった物件のことです。
住宅ローンを利用して借地権付き建物を購入する場合は、土地の名義人である地主の許可を得なければなりません。
また借地権付き建物は通常の物件よりも担保価値が低いので、住宅ローンの審査に通りにくい傾向にあります。
住宅ローンを借りて借地権付き建物の購入を考えている場合は、事前に金融機関へ相談することをおすすめします。
旧耐震基準で建てられた中古マンションの資産価値は低く、住宅ローンを利用して購入したいと考えても希望する金額の融資を受けられない可能性があります。
また再建築不可物件、借地権付き建物の購入時も住宅ローンの審査には通りにくい点も押さえておきましょう。
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